- おうち英語のライティング(書く力)始め方、取り組み方、伸ばし方
おうち英語のライティング
子どものライティングって?
自分で文章を作り、それを正しく書く力です。
言葉を使う力は、以下の4技能に分けられます。
- Listening(聞く)
- Reading(読む)
- Speaking(話す)
- Writing(書く)
おうち英語ステップ1とステップ2で紹介した、
- 動画視聴
- 聞き流し・かけ流し
- 絵本読み聞かせ
この3本柱だけでは、書く力は身につきません。
まだステップ1,2を読んでいない方はこちらからどうぞ↓
なぜならこの取り組み三本柱には、書くという作業が全く入っていないから。
ライティング(書く)力の育み方
おうち英語では、取り組んだことだけできるようになります。
動画や聞き流し・かけ流しで、英語を聞けば、聞けるようになり、絵本を読めば、読めるようになる。
それと同じで、書くから書けるようになります。
3本柱には書く取り組みがないので、おうち英語で(特に聞く・読むよりも)身に付きにくいのがライティング(書く)力です。
おうち英語ではライティング力がつきにくい。意識して取り組む必要あり!
ライティングの取り組み、必要なの?
ライティングの取り組み?なんでやるの?
そもそも、書く必要がないのであれば、書く取り組みは必要ありません。
「英語を聞けて話せるようになるだけでいい!」なら、ライティングの取り組みは必要ありません。
でも、英検にもライティング分野が登場して、しかもリーディング・リスニング同様の配点を担っています。
これからはより、ライティング力も必要になってきます。
何をやるの?
英語圏のワークブック
わが家で取り組んでいるのは、英語を母語としている子ども用のワークブック(問題集)です。
アメリカなどの英語が公用語の国で、その国の子どもたちが使っているワークブックを使っています。
本屋では、日本語で説明してアルファベットを書くタイプのワークブックもありますが、そのあと、ステップアップした次のワークブックに行き詰ります。
ネイティブ用のワークブックは、年齢を目安に少しずつレベルアップしていけるように構成されているので、順序良くステップアップしていけます。
- pre-school,pre-K(幼稚園前)
- kindergarten(幼稚園)
- first grade(一年生)
- second grade(二年生)
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*私もあやふやだったので調べてみたのですが、地域によって多少異なりますが、pre-schoolとpre-K(Kinder)はほぼ同じ対象年齢のようです。
英語を母語とする子が使っているので、理想のおうち英語、まさに「母語のように」を体現してくれるワークブックです。
理想のおうち英語はこちらから↓
ライティング・リーディングなど、分野に特化したワークブックもありますが、最初は特化していないものがオススメ。様々角度から、いろいろな問題に取り組めます。とにかく楽しく取り組んでいきましょう。
慣れてきたら、苦手や得意に合わせて、ライティングを強化したいなら、ライティング用、など分野ごとに特化したワークを利用するのもアリです。
無料のワークブック
ネットには無料のワークブックもたくさんあります。
『workbook kids』などで検索すると、たくさん出てきます。
お試しでやってみるには無料でもOKです。
おうち英語では、毎日細々とでも、続けていく必要があるので、できれば上記で紹介した英語圏のワークブックがオススメです。100ページを超えるものもたくさんあるので、一枚当たりのコスパは抜群で、少しずつレベルアップしていけます。
できるだけお金をかけずにおうち英語をしているわが家でも、ワークブックは買っています。
ワークブック、いつから始める?
ここで登場するのが、おうち英語の極意!
日本語と英語を区別することなく、できるだけ自然にいつも英語がある状態にする。
まだ日本語のワークを始めていない(赤ちゃん・幼児)場合
「日本語と英語を区別することなく」、日本語のワークを始めるときに一緒に始めてください。
わが家では、ひらがなの前に、線を引いたり、迷路をしたり、いわゆる「運筆」のワークをやりました。
その時に、「今日のワークはこれやろうね」で、日本語で説明してある運筆と、英語で説明してある運筆をやります。これが一番自然に日本語と英語が共存できると思います。
その後、日本語で説明してあるワークブックと、英語で説明してあるワークブックを、一緒にレベルアップしていければバッチリです!
すでにワークブック・ドリルなどに取り組んでいる(幼児大き目~小学生以上)場合
英語のワークをしれっと混ぜても、そのまま順応していけそうな年齢の子、個性の子の場合は、まだ日本語のワークを始めていない場合のやり方で、しれっといきましょう。
英語のワークブックを子どもと一緒に探しましょう。
大きくなると、この本はやりたい・この本はやりたくないの意思があります。色づかいやフォント、表紙でさえも、好みがあります。(表紙関係ある?って一応聞きますが。娘は特にこの好き嫌いが激しいので、普通の日本のワークでも気に入るのを探すのがなかなか大変です……。)
レベルの問題もあります。英語の教材だからといって、一年生が運筆をやりたがるか、子どもの個性によります。
Pre-School, Pre-Kから必ずしも始める必要もありません。
ワークブックのレベルも様々なので、1年生だからといって、現地の一年生用(First Grade)のワークブックでいいかどうか、子どもによって、ワークによって違います。
ワークブックも同じ一年生用、幼稚園用でも、レベルは様々です。
日本の書店では取り扱いが少なく、中がすべて見られないのが残念ですが、ネットで検索したり、メルカリで販売している方が、中の写真を少し載せている場合があるので、検索してみてください。売り切れの商品でも画像は見られます。タイミングが合えば、狙っていたワークが、メルカリで安くゲット!できるかもしれません。
取り組み方
毎日やるワークに英語を追加しましょう。
毎日ひらがなとたしざんをやっているなら、ひらがなとたしざんと英語に。
学校に行く年齢で宿題があるなら、宿題をやる時に、英語のワークを一緒に。
ライティングの力も、すぐには身につきません。毎日1ページでも1枚ずつでもいいので取り組んでいきましょう!
もちろん、できない日があっても大丈夫。また、明日やればいいです。
実店舗でワークブックを見たい!
どんな中身なのか、見てから買いたいなぁ。
これが一番の悩みです。日本語のワークブックはたくさん売っているのに、英語ネイティブ用のワークブックはほとんど街の本屋では見かけません。
実店舗だと、わが家の近くの丸善では、(種類は少ないですが)ネイティブの子ども用ワークブックが置いてあります。
タイミングが良ければ、コストコにも本のコーナーに子ども用のワークブックが売っています。Amazonで数ページしか中身が見られないものが、全部見られます!
種類が少ないので、ピッタリのレベルで気に入るワークがあればラッキーです!
しかもコストコはAmazonより安いことも多いので、価格もチェック!
コストコは数少ない、実際の店舗で英語教材がみられる場所なので、行くたびにチェックがオススメです。ワークブック以外にも、多読用の本や、ステッカーブックな、英語絵本などいろいろな教材があります。
Amazonなどの試し読みのほか、ワークブックの名前で検索すると、英語のページですが、出版社の公式ページや、海外の書店のサイトなどで、中身が少し見られるワークブックもあります。
英語と日本語、一緒にレベルアップしていけない時が来る?
日本の小学校5年生が、ネイティブ用のワークブック5年生をやっているのが理想です。
学習の仕方にもよりますが、母語ではないので英語はなかなかそうはいきません。
例えばこのワーク
このAmazonのリンク先下の方に、英検とワークブック学年ごとのレベルのの対応表があります。
6年生用(6th grade)だと、英検2級-1級に対応です。
ネイティブ用だけあってかなりレベルが高い。3・4年生用くらいから、日本でみかけない単語がバンバン出てきます(当たり前)。
理想は理想としておいておいて、子どもが楽しくできるレベルのものを使いましょう。
1年生用(1st grade)が終わったからって2年生用に進まなくても大丈夫。もう一度同じワークブックをやってもいいし、違うシリーズの1年生用をやってもOKです。
難しいからやらない!って言われるよりは、少しずつでも、ライティングの取り組みを続けることが何より大切!
学年が進むにつれて、宿題の量が増えたり、他の習い事が増えたり、学校以外で、お友達と遊ぶ時間が増えたり、おうち英語の取り組み時間の確保がどんどん難しくなっていきます。
小さいうちから習慣化して、ライティングの取り組みも、毎日やる当たり前のもの!にしていきましょう。