中学入学時点での英語
娘は2022年の春、中学に入学しました。当時娘はすでに英検準2級を持っていたので、最初のうちは知ってることばかり出てくるだろうからと、英語について心配はありませんでした。
中学に入ると、英語を学校以外でやってきた子とやってきていない子に分かれます。
やってきた子は、それまでに英語教室や公文の英語に通ったり、我が家のようにおうちで英語に取り組んだりしてきた子。
やってきていない子は、小学校以外で英語に触れる機会がなかった子です。
中学に入ると、英語教育は、それまでの小学校の『のんびり楽しく英語に触れよう』から、『英語という教科』になります。小学校で楽しく習ってきた英語は、中学校に入ったとたんに勉強になります。
でも、中学入学の時点での英語力は、読解力や表現力といった能力の話ではなく、その子がそれまでに英語にどれだけ触れてきたか、知っているか知らないかの問題なのではないでしょうか?
小学校入学前にひらがなをやるのと同じ
小学校に入学する前に、幼稚園・保育園や家で、あいうえおの練習をやったり、絵本を読んだりしている子は、小学校に入学した時点で、1学期の授業でやる、ひらがな・カタカナはもう読めたり、かけたりできますよね。そうすると、授業での知ってる!わかる!につながっていきます。
英語も同じです。中学校で英語の授業が本格的になる前に、少しずつ慣れておけば、中学一年の最初の授業で、わかる!知ってる!となります。
もちろん、なんでも先取りが良いとは限りません。入学したときにまっさらな状態で、授業で一から習った方が、正しく習得できるという考え方もあると思います。小学一年生のひらがなの授業なら、それも可能かもしれません。先生は、一文字ずつゆっくり、6歳の子に教えてくれます。
中学一年生の授業ではどうでしょう。12歳の子に、1単語ずつゆっくり反復して何度も教えるわけではありません。最初の授業を観たわけではありませんが、中学に入って一回目の前期中間テストの範囲をみると、こんなにやったんだ、という印象です。アルファベットや、小学校の教科書に載っているような簡単な単語はできるものとして進んでいきます。最初からいきなり文章がでてきます。
英語を小学生の間にやってきたクラスメイトをみて、ただ知らないだけなのに、「自分は英語はできないんだな。」と英語が苦手になってしまうのが一番もったいないことです。
中学入学時点では、自分の英語力が足りないのではなく、英語を知ってるか知らないか、それだけの問題だからです。
これが、私がみんなおうち英語をやったらいいのにと思う理由です。
最初が肝心、英語嫌いにしない、苦手科目にしないことが、この後続いていく英語との付き合いの中でとても大事だと思います。
おうち英語を細々と続ければ、苦手科目にしないどころか、得意科目になります。
少なくとも中学一年生では、定期テスト前の勉強する教科が一つ減ります。(スペリングは多少やらないと痛い目にあいますが…娘談)
でもそんなにがんばらなくても大丈夫
今から中学入学までずーっと毎日毎日おうち英語しなきゃいけないってこと?それって結構大変じゃない?
それがそうでもないんです。
頑張るのは最初だけ。子供の個性にもよりますが、軌道に乗ってしまえば、そんなに大変なことはありません。
身に付いているかよくわからないお月謝のかかる週一回の英語教室の送迎より、家でCDのスイッチを押す、you tube流す、pod castを再生する方がよっぽど簡単です。
そんなこと言ってる私も、親子英語をしていく中で、焦ったり、悩んだり、疲れたりしてここまで来ましたが、今となっては、そんなにがんばらなくていいんだとわかりました。
親子英語の目標にもよりますが、目指せバイリンガル!や、小学生で英検1級!などというわけじゃなければ、細々とでも全然大丈夫。でも、細々とでもいいので、コツコツ長く続けていくことが大切。
それだけで、中学に入った時に大きなプレゼントになります。
細々とでもいい。とにかく続けることが大切!
毎日の積み重ねで、中学に入った時の英語と向き合う気持ちが違います。今から、英語を得意にしちゃいましょう。
娘は、中学校の英語の先生に「どうやって英語を勉強してきたの?」と聞かれるそうです。娘は「家です」と答えているそうなんですが、先生が驚いてくれるみたいです。この話を聞いたときに、やってきてよかったなと思ったと同時に、みんなやったらいいのに!の思いを強くしました。おうち英語は誰にでもできます!