早期英語教育って必要なの?おうち英語のメリットとデメリット。実際に15年やってみて感じたこと

英語早期教育の是非 メリットデメリット
目次

そもそも幼児からの英語教育って必要なの?

わが家の英語教育の心構えはこちら

読んでいただくとわかるのですが、私はおうち英語、幼児からの英語教育をおすすめしたいと思っています。

それがこのブログを開設した理由でもあります。

私も、娘が1歳半くらいまでは必要ないと思っていましたが、やってみることになり、

子どもたちがだんだん大きくなってきて、早期英語教育を始めるときに不安だった

  • 日本語が不自由になるんじゃないか
  • 結局やっても意味ないんじゃないか

などの答えが少しずつ見え始めているので、不安に思っているおうち英語始めるか迷っている方の参考になれば。

英語って必要ないよね?

一番の疑問はこれです。

日本で生きていくなら、英語ができなくても生きていけます。

海外に行かなければ、英語を話す必要はありません。

日本にいればいい。英語が嫌なら観光産業などの英語を使う仕事につかなければいい。

では、なぜ私がおうち英語をおすすめするのか。

視野を広げるため?

将来海外に出たくなった時のため?

わが子が将来海外に出たくなるかどうかなんてわからないのに?

私もそう思っていました。

わが家で親子英語をやる理由

最初は英語の発音が身に付くのは幼児期までだから、などの情報を耳にしたのがきっかけでした。

でも発音なんて、大した問題ではないんです。カタカナ英語だって、どんな発音だって、大事なのは中身!話す内容です。

だから、娘が高校生になった今、ここまでやってきてよかったと思う一番の理由はこれです。

日本では学校で中学校から教科として英語を学ぶから

日本では98.8%の中学生が高校へ進学します。

○ 高等学校等への進学率は、令和2年度には98.8%にのぼっている 

文部科学省HPより引用

つまり、少なくとも中学・高校の6年間、科目として英語と付き合わなければなりません。

卒業したら全く使わずに生活できるのに?

高校で学習することは、卒業してからリアルに役立たないこともありますが、英語もそのうちの一つですね。

もちろん、卒業後、英語が必要な環境に身を置く場合には大いに役立つ教科ですが。

中学校や高校で、英語になじみがあること、多かれ少なかれ英語を知っていることが、特に現在の日本の学校英語では、それだけで有利です。

中学では、テスト勉強が1科目減ります。

高校になると、だんだん学ぶ内容が難しくなってくるので、ノー勉強では厳しいかもしれませんが、「英語が得意」の感覚が基礎にあることが大きなアドバンテージになると思います。

注:それまでの英語習得の状況によります。娘はスペリングが苦手なので、中学の時もスペリングだけはテスト前に勉強しています。(やっても間違えています!)それまでの幼少期からの英語教育が、読み書きにおいても充実していて優秀であれば、全くテスト勉強しないで、中学校の英語のテストで100点を取る子もいるでしょう。

生活への影響

早期英語教育による日本語への影響は、わが家の場合、今となってはほとんどありません。

小さい頃は細かいことを挙げれば、

  • おかあさんといっしょなど日本のEテレなどの幼児番組をみていないので、
    • 日本の童謡に弱い(日本語の幼稚園には通っているのである程度は知っています)
    • 「うーたん」「こっしー」など有名キャラクターをしらないので友達と話が合わないんじゃないかと心配(これは親が心配しているだけで、子どもから苦情が来たことはありません)
  • 英単語を思わず言ってしまったときに通じない
    • このぬいぐるみ「フラッフィー」だね、と思わず出てしまっても、友達はわからない。(幼児のころです。大きくなれば思わず出ることはありません)

幼稚園に入りたての頃は、それまでの英語聞き流しの時間が長かったので、単語は英語で出てくることもありました。

幼稚園の顔合わせ程度の入園前面接でクマの絵を指した先生に、「bear」と英語っぽい発音(カタカナの「ベア」ではない発音)で言ってしまい、通じなかったことがありました。

母語日本語への影響

日本語の語彙力に関しては、明らかに足りていないとは思いませんが、娘は国語が主要5科目の中で最も苦手です。

日本語の本はたくさん読むのですが、国語が一番得点を取りにくい様子。

娘は理系科目がすきなので、国語苦手が早期英語教育によるものなのかは定かではありませんが、英語の早期教育が影響した可能性はあるかもしれません。得意があれば苦手があるので、それほど深刻にとらえてはいませんが。

同じ特性の子を早期英語教育ありとなしで育てることはできないので、娘の国語苦手が、娘の特性なのか、英語教育の影響なのか否かはわかりません。

英語を学ぶ意味

ここは早期教育からは外れて、英語を学ぶ意味を考えてみます。

これについては、石丸伸二さんがいいことを言ってました。

英語より、国語・算数をしっかり学んだ方がいい。でも、異文化を学ぶ上で、英語以外でも、外国語があると楽しい。(石丸伸二氏の発言の要約)

別に石丸さん支持ではありませんが、英語教育の意味については賛成です。

英語がなくても日本では生きていける。よっぽど国語・算数の方が大切!

でも英語は異文化を知る上でのツールになります。

異文化を知りたくない人には関係ないのかもしれないけれど、異文化っておもしろい。

異文化を知ると、視野が広がります。

いろいろな人がいるんだ、いろいろな常識があるんだ、ということを学ぶことができます。

自分は自分でいいんだ、という自己肯定感にもつながっていきます。

英語早期教育のまとめ
  • 英語なんかできなくても生きていける
  • 中学・高校でどうせやらなきゃいけないなら、前倒しでやっておくと少なくとも中学の間はラクチン
  • 英語が使えると視野が広がり楽しくなるかもしれない
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